【東日本大震災】「大黒埠頭」が地盤沈下 震災の影響で 横浜市が補修費５億円負担へ - MSN産経ニュース

東日本大震災の影響で横浜市鶴見区の埋め立て地「大黒埠頭（ふとう）」の地盤が沈下し、立地する企業１００社のうち３７社の敷地で壁が傾くなどの被害が確認されたことが１７日、横浜市への取材で分かった。土地を所有する横浜市は「企業を誘致した立場として責任がある」として、最終的に４億～５億円と見込まれる補修費全額を負担する方針。 横浜市港湾局によると３７社の多くは倉庫会社。震災後、数センチの地盤沈下が起きたと企業から報告があり、市が確認した結果、建物周辺のアスファルトに深さ最大３０センチの陥没が生じ、壁が傾いたり排水管がむき出しになったりしていた。 大黒埠頭は、埋め立てた土砂の重みで内部の水や空気が抜け、これまでも年間１センチ程度の地盤沈下があったが、陥没などの被害は初めてという。