山口組敷地内の自販機も利益供与 大手メーカーが撤去 - MSN産経west

指定暴力団山口組総本部（神戸市灘区）の敷地内に置かれていた大手飲料メーカーの自動販売機が、暴力団への利益供与にあたる可能性があるとして、メーカー側が今年５月に撤去していたことが２５日、分かった。兵庫県警では、暴力団の敷地などにある自販機の調査を進めている。 捜査関係者などによると、自販機は約２０年前に設置され、組関係者も利用していたとみられる。メーカー側は十数年間、地権者へ支払う販売手数料として、総本部側へ月額数万円を支払っていたが、数年前から総本部側は手数料を受け取っていなかったという。 メーカー側は、全国で暴力団排除条例が施行されたのを受け、条例違反の可能性もあるとして、兵庫県警に相談していた。総本部のほか、神戸市兵庫区の暴力団事務所敷地内にある自販機も撤去したという。