【ビジネスの裏側】「鉄道」から「駅ショップ」に移る電鉄各社の“経営主軸”…「三越伊勢丹」敗れても「ハルカス」で再び流動化する関西過熱事情（1/3ページ） - MSN産経west

関西の鉄道各社によるレール外でのデッドヒートが、また過熱する。３月７日、近畿日本電気鉄道の「あべのハルカス」（大阪市阿倍野区）全面開業を皮切りに、阪急電鉄が「阪急西宮ガーデンズ」（兵庫県西宮市）を順次改装オープン。１２日には京阪電気鉄道の「くずはモール」（大阪府枚方市）も増床開業する。少子高齢化で鉄道の利用者減が見込まれる中、駅直結の商業施設は鉄道会社の貴重な増収源。各社とも激戦区・大阪での顧客争奪戦は「負けられない戦い」となっている。沿線から住民を出さない？「レール外での激戦」 「危機感は持っている」 京阪電気鉄道の加藤好文社長はあべのハルカスに加え、ＪＲ大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」（大阪市北区）、ＪＲ大阪三越伊勢丹や阪急百貨店梅田本店（同）など、大阪市中心部で相次ぐ商業施設の開業やリニューアルで激しさを増す顧客争奪戦についてこう述べ、厳しい見方を示す。 一方、京阪グルー