「夫婦で１２００ドル還付」など 緊急経済対策法案が成立へ 米両院で修正案可決 - MSN産経ニュース

米上院と下院は７日、戻し減税や低所得者向け小切手送付を柱とする総額１５２０億ドル（約１６兆３０００億円）の緊急経済対策法案を、それぞれ可決した。ホワイトハウスと下院が１月下旬に合意した案を修正したもので、ブッシュ大統領の署名を経て成立する。 同法案は、単身者に最大６００ドル、夫婦世帯に最大１２００ドルの所得税還付を柱に先月下旬、下院で可決。その後の上院審議の結果、低所得の高齢者や傷痍（しょうい）軍人にも３００ドルの小切手を送付することで７日、民主、共和両党が合意し、同日夜上院で修正案を可決し、下院も再可決した。 民主党は当初、低所得者向け食料券増発などを盛り込む大幅修正を主張したが、景気対策実施が遅れる事態を回避するため、小幅修正で妥協が成立した。（ワシントン 渡辺浩生）