オーストラリアで移植者五輪が開幕 日本など５０カ国参加 - MSN産経ニュース

臓器移植を受けた人たちの五輪とも呼ばれる世界移植者スポーツ大会が２３日、オーストラリア東部ゴールドコーストで２９日までの日程で始まった。 １７回目を迎える今回は約５０カ国から選手約１千人が参加。陸上や水泳、テニス、ボウリングなどの種目で競い合う。日本からは心臓や肝臓、腎臓などの移植を受けた８歳から６２歳までの２２人が参加した。 ２３日の開会式では、肝臓移植を受けたオーストラリアの１０歳の女の子が「提供者（ドナー）から命をもらったことに感謝したい」とあいさつした。 水泳などに参加する仙台市の高橋景音美ちゃん（９）は１歳のとき、母の美穂子さん（３６）からの提供で生体肝移植を受けた。美穂子さんは「娘が普通に走ったり泳いだりできるようになり本当にうれしい」と話した。（共同）