【金正日総書記死去】どうなる「金正恩氏の核兵器」 第二経済委員会が管理、政治利用するのか？＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

ポスト金正日で各国が最も注視しているのが、金正恩氏がどこまで核戦力への統制権を掌握しているかだ。 米国のカーニー大統領報道官は核問題に関し１９日、「新たな懸念は生じていない」と述べ、韓国の金寛鎮国防相も２０日、韓国国会で「金正恩氏が核兵器統制の意思決定を持っていると推測している」と発言、現時点では挑発行為の兆候はみられないことを示唆した。 北朝鮮の核管理は軍部ではなく朝鮮労働党が行っている。党軍需工業部（全秉鎬書記）が核開発、ミサイル開発を担当している。同部傘下の「第二経済委員会」（白世鳳委員長）が国防産業を統括し、ミサイル量産や輸出などで外貨稼ぎも行ってきた。 こうしたシステムは金日成時代の社会主義体制の延長だ。軍はあくまで党の軍隊であり、国家の存亡をかけた核ミサイル戦略が党主導であったためだ。しかし金正恩氏は党の総書記ポストはじめ党の重要ポストである政治局常務委員などの要職には一つも就