【風を読む】論説副委員長・西田令一 シリア呑みそうな大渦＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

何てこった、ここまで来て。ゴラン高原の国連平和維持活動（ＰＫＯ）取材を翌日に控え、シリア情報省から待ったがかかった。圧政に情報省の専横は付き物と諦め、取りなしてもらって事なきを得た。１９９１年春のことである。 あれから２０年余、子へと継がれたそのアサド圧政が民衆蜂起で崖っ縁に立つ。アサド大統領ら、イスラム教シーア派系とされる少数のアラウィ派が占める政権に、多数のスンニ派民衆が挑む構図である。外野の応援団付きだから事は厄介だ。 アサド政権の背後には、政権が影響力を持つレバノンのシーア派組織ヒズボラ（神の党）などを通じ持ちつ持たれつの、シーア派の政教一致体制国イランがいる。民衆側には、スンニ派の守護者を任じイランを宿敵とするサウジアラビアを先頭に同派アラブ諸国が肩入れする。 アラブ連盟がしきりにアサド退陣へ動く背景の一つもスンニ、シーアの宗派対立軸で捉えていい。 両派、特にサウジ、イランの間は

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スンニ派・シーア派・ユダヤ教入り乱れての宗教戦争(ﾟдﾟ) アルカイダが声明出してから，米欧が及び腰になった感あるよな．