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ブルーハワイから曇天へ | どこにでもあるどこかになる前に。 〜富山見聞逡巡記〜 | 里山社
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ブルーハワイから曇天へ | どこにでもあるどこかになる前に。 〜富山見聞逡巡記〜 | 里山社
富山は一年のほとんどが曇天だ。快晴がない代わりに土砂降りもそれほどなく、雪も他県の人が思っている... 富山は一年のほとんどが曇天だ。快晴がない代わりに土砂降りもそれほどなく、雪も他県の人が思っているほどは降らない。 2000年代半ば、東京で雑誌編集の末端に棲息していた20代の頃、私は正月の帰省の際に、故郷の富山へと向かう特急列車から裏日本の風景を眺めるのが好きだった。東京駅から上越新幹線に乗車し、山間部の新潟・越後湯沢駅で降りて、石川・金沢行きの特急列車自由席に乗り換える。ゆっくり座って帰りたいので、新幹線の連結の時間に混雑する特急を一本見送るのが常だった。 ホームで黒い山肌と白い雪のはっきりとしたコントラストを見つめながら、いつも30分ばかし次の特急を待った。足元から寒さがじわりじわりと身に沁みて、髪の毛が湿気でくるくると内巻きになってくる。到着した特急列車に誰よりも早く乗り込み、日本海が見える進行方向右の窓際のベストポジションを確保。それから、祖母への土産の「東京ばな奈」と、歯が欠けそ