スポーツナビ | サッカー｜FIFAコンフェデレーションズカップ 2005｜第６回 「ユーラシア決戦」から見えたもの（６月１９日＠フランクフルト）（１／２） 宇都宮徹壱の日々是連盟杯２０

フランクフルト中央駅前のギリシャのサポーター。去年のユーロを思い出す【 photo by 宇都宮徹壱 】 ケルンから列車でフランクフルトに移動。昼前にホテルにチェックインできたので、睡眠不足を解消すべく、しばし午睡する。窓の向こう側から、ふいに「エラス・イェー・オー・イェー」というギリシャ・サポーターのけたたましい掛け声が聞こえてきたので、はたと目覚める。今日のフランクフルトは、これまでになく日差しが強い。一瞬、自分がポルトガルにいるかのような錯覚に陥る。 ユーロ２００４（欧州選手権）の熱戦の日々から、早一年。ここフランクフルトで私は、あの地中海的熱狂を発散するギリシャ・サポーターとの再会を果たすこととなった。 フランクフルト中央駅に向かうと、鮮やかな青と白の国旗やレプリカを身にまとった、ギリシャのサポーターが続々と結集して気勢を挙げていた。ここドイツには、ギリシャからの移民や出稼ぎ労

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心地のよい文章だった。