怪しい話－９１８：甲冑組み討ち

「甲冑組み討ち」 日本の武術には甲冑組み討ちという分野がある。 要するに鎧を着用した状態での格闘技というか、殺し方の技術体系である。 ちなみに、この技術はほとんど（フルフェイス）ヘルメットを着用している相手に流用する事が可能であり、相手の防具を使っていかに殺すかという側面と、いかに相手の防具を無効化するかという側面に大別される ・・・ と思う。 何しろ、甲冑を着用するかしないかでも攻防の技術体系が異なり、何も身につけていない柔道やレスリングなどの現代格闘技の習慣で受け身を身につけている人は、甲冑を付けて帯刀した状態で転んだときに負傷しかねない危険さえあったりします。 困ったことに受け身などは反射運動の領域の話になってしまうので、修正するのは難しいところがあります。 この辺は、甲冑受け身を知っている人に指導を受けるという前提で、模造刀をベルトにさした状態でもかまいませんから普通の受け身をやっ

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>　武家の象徴とされている刀というのは、皮肉なことに戦場が無くなり甲冑を着けなくなってからの方が主武器として発展していくことになります/槍は取り回しにくいからなあ。ならナイフに近い刀の方が良いと