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卒業論文 微弱無線技術による至近距離通信の検討 指導教官 新井 宏之 教授 平成 18 年 2 月 28 日提出 横浜国立大学 工学部 電子情報工学科 0244086 園田 修平 要約 近年，ユビキタス社会の実現のため近距離無線技術の研究が盛んに行われている．ユ ビキタスとは「あらゆるところで」という意味で，情報通信の世界を全ての物質にまで 拡張することを示している．全ての物質と情報のやり取りを行うには，その情報端末は 数年に渡って動作し続ける必要があり，しかもワイヤレスであるから外部から給電を行 うことができないため，低消費電力は最大の課題となる． そこで本論文は低消費電力な至近距離無線デバイスとして微弱無線に注目する．微弱 無線は，電波法の規定を満たせば免許無しで利用でき，電池駆動による使用が可能とい う魅力がある．微弱無線の至近距離通信デバイスの実現