Ｗ杯影響懸念 警察官ら大規模ストを検討 ブラジル：朝日新聞デジタル

サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）大会開幕が１カ月後に迫るブラジルで、警察官や航空会社の社員らが大規模なストライキを検討している。大会に大きな影響を及ぼすストをちらつかせ、待遇改善を求める戦術だ。実施されれば、大会期間中の治安や交通に影響をもたらしかねない。■交通、治安の混乱懸念 今月７日、Ｗ杯ブラジル代表のメンバーが発表されたリオデジャネイロの記者会見場前で、そろいのＴシャツを着たブラジルの連邦警察官らが、賃上げや人員不足の解消などを訴えるデモをした。 連邦警察は、テロ捜査や入国審査、荷物検査など、Ｗ杯中の治安や交通を支える任務を負う。ところが、待遇面で不満を募らせる警官らは、Ｗ杯開幕の２日前にストライキに踏み切る構えを見せている。Ｗ杯に大きく影響しかねない直前のストをちらつかせ、待遇改善を勝ち取ろうというわけだ。 すでにストが実施された都市もある。開催都市の一つである北東部のサルバドルで

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「ブラジルで開催される世界的イベントは、賃上げなどの要求を認めさせるための、格好の「人質」となってきた。」