日本高野連の奥島孝康会長が退任へ 来夏のＷ杯終了後：朝日新聞デジタル

日本高校野球連盟の奥島孝康会長（７５）は２７日、大阪市内で開かれた理事会で、来夏を最後に退任すると表明した。本来の任期は２０１５年６月までだが、来年は全国選手権が始まって１００周年の節目であり、８月末に開幕する日本で初開催のＵ１８（１８歳以下）ワールドカップの組織委員長も兼ねているため、その終了まで会長職を務める。 元早大総長の奥島会長は２００８年１１月、脇村春夫前会長（８２）の後を受けて第６代会長に就任し、現在３期目。この間、特待生問題では１学年５人以内とする制度の設置や日本学生野球憲章の全面改正に指導的な役割を果たした。記者会見した奥島会長は「高校野球１００年という区切りのいい年なので退任させてもらおうと考えた。完全な形ではないが特待生問題もルールによって解決できた」と語った。 後任の会長については、来年６月の評議員会と理事会を経て最終的に決まる。