湖上縦走３５キロ、犬ぞりの旅 北海道・紋別でツアー：朝日新聞デジタル

オホーツク海沿岸の結氷した湖上を犬ぞりで滑走する初のネイチャーツアーがこの冬、北海道紋別市のコムケ湖で始まった。前泊で臨んだ２０日は海を埋める流氷は見られなかったが、参加者たちは白い息を吐きながらそりを引く犬たちと一体となり、雄大な自然を満喫した。 企画したのは、米国やカナダでカヌー・カヤックの文化を学び、遠軽町でカヌーを製造・販売する村林秀尚（ひでたか）さん（５２）。３年前に南富良野町から拠点を移転、廃校になった旧支湧別小学校（旧白滝村）の木造校舎を丸ごと借り受け、夏はカナディアンカヌーの制作や体験ツアー、冬は「アウトライダー」という部門を設けて犬ぞりツアーを提供している。 飼育するそり犬は大半がアラスカン・ハスキー。今回の参加者は関東や関西からの愛好家５人で、それぞれ３頭２列の６頭引き犬そりに乗り、約１０年ぶりの完全結氷となったコムケ湖に繰り出した。小雪が降る中、全員が経験者とあって、