来場１００万人達成 若い女性が島に活気 瀬戸内芸術祭：朝日新聞デジタル

【柳谷政人】瀬戸内海の島々を舞台にした「瀬戸内国際芸術祭」が、来場１００万人を達成した。香川県、福武財団などでつくる実行委員会が２日発表した。初開催の２０１０年は約９４万人。３年に１度のアートの祭典が過疎の島に活気を与え、今月４日の閉幕間際に大台を突破した。 １２の島と高松港、宇野港（岡山県玉野市）を会場に、３月２０日に開幕した。来場者数を押し上げたのは、主に東京や大阪など都会から来た若い女性たちだ。島への玄関口の高松港。東京の大学生、阿部理乃さん（２１）は「のんびりしたかった。東京は本当にせわしないので」。 実行委が約１万２千人から回答を得たアンケートでは、年齢層は２０～３０代が５～６割、女性が７割弱。芸術祭総合ディレクターの北川フラムさん（６７）は「おしゃれで、シンプルで、オリジナルという点が受けたのでは。都会に暮らす女性にとって、『船に乗って島に行く』という非日常性も大きい」と分析す

[SasakiTakahiro]

年齢層は２０～３０代が５～６割、女性が７割弱。