asahi.com（朝日新聞社）：インド、フランスからも原発２基購入 首脳会談で合意 - 国際

【ニューデリー＝武石英史郎】フランスのサルコジ大統領は６日、訪問先のインドで同国のシン首相と会談し、民生用原発２基をインドに供与することで基本合意した。将来のエネルギー供給の柱として原発の拡充を図るインドに対しては、すでにロシアが２基を建設中で、米国も２基の売却を決めている。 新原発はフランスの原子力企業アレバがインド西部マハラシュトラ州に建設する予定で、契約額は７０億ユーロ（約７７００億円）。首脳会談後の記者会見でサルコジ大統領は、今回合意した２基を含め計６基を供与する意向を示した。 台頭著しいインドには、今年、キャメロン英首相とオバマ米大統領が相次ぎ訪問。月内にはロシアのメドベージェフ大統領も訪問する予定で、いずれも原子力や軍事分野などの大型商談が焦点になっている。インド側は巨大市場の魅力をテコに、最大の外交課題である国連安保理常任理事国入りへ向け、各国から支持の取り付けを図ってい