asahi.com（朝日新聞社）：Ｂ型肝炎集団訴訟、和解へ 全国原告団も地裁案受け入れ - 社会

乳幼児期の集団予防接種をめぐるＢ型肝炎集団訴訟の全国原告団は２２日、東京都内で総会を開き、札幌地裁が示した和解案を受け入れることを決めた。国もすでに受け入れる方針を決めており、全国１０地裁で続いてきた集団訴訟は和解する見通しになった。 総会には、札幌、金沢、新潟、東京、静岡、大阪、広島、松江、鳥取、福岡の各地裁で訴訟を起こしている原告団から選ばれた代議員が参加。札幌地裁の和解案を受け入れるか議論したうえで採決し、受け入れることを全会一致で決めた。 ただ、今後国に対し、患者や症状が出ていない持続感染者を含む全員の救済、国からの謝罪のほか、治療体制の充実などの恒久対策を求める方針を確認した。 札幌地裁は、発症している患者には症状に応じ３６００万〜１２５０万円、症状が出ていない持続感染者には５０万円と検査費用などを支払う和解案を１１日に示した。 １４〜１６日に各地で開かれた原告らの集会で