asahi.com（朝日新聞社）：宮城で脱線、乗客の安否不明 鉄道・高速・空路ストップ - 社会

国内最大級のＭ８．８を観測した大地震は、東日本の鉄道網を完全にマヒさせた。 ＪＲ東日本は、東北、上越、長野、山形、秋田の５新幹線と東北、関東地方の在来線の運転を終日取りやめた。 東北、上越新幹線では一時、１７本の列車内に乗客が閉じこめられた。地震発生から９時間以上たった１２日午前０時半現在でも、東北１０、上越１の計１１本で乗客が降車できていない。東北新幹線では送電がストップし、車内の空調が切れている。 仙台駅では、ホームに停車していた試運転用の列車が脱輪していることが確認された。０４年１０月の新潟県中越地震では、上越新幹線が横揺れで車輪がレールから外れる「ロッキング脱線」を起こしたが、今回の地震では、走行中の新幹線の事故情報は入っていない。 同社新幹線運行本部によると、けが人や設備被害などの情報は入っていない。だが、地震発生直後から各支社との連絡が途絶えがちになり、被害状況が把握し

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停車中の車両も脱線か…通信途絶した車両の乗客の安否が心配。