asahi.com（朝日新聞社）：主婦から転身、カリスマ駅弁販売員 生活感覚生かし奮闘 - 社会

主婦から転身、カリスマ駅弁販売員 生活感覚生かし奮闘（2/2ページ）2008年11月17日15時4分印刷ソーシャルブックマーク 自ら食べた駅弁の味をお客に伝える三浦由紀江さん＝さいたま市のＪＲ大宮駅 ただ、管理職になって弁当の販売や企画以外の仕事も増えた。会計用語が分からず、部下に教えられることも。悔しくて辞めようと思ったこともあるが、「専門的なことは分かる人に任せればいい」と考えるようになって、気が楽になった。２０代の頃は働く女性と自分を比べて「社会に取り残される」と焦ったが、今は主婦業を通して磨いた生活感覚が仕事に生きていると感じる。 幕の内弁当の試食会で、魚のすり身の揚げ物を口にしてガリッと歯ごたえの悪さを感じた。弁当の値段は１３００円。担当者に「そんな弁当に冷凍物はおかしい」と、すぐに変更を求めた。「駅弁って高価ですよね。だからこそ、特別なごちそうとして提供したいんです」 休日は友