総合／バイオガスを都市ガスに混合活用 東ガスなど実証試験へ - FujiSankei Business i.／Bloomberg GLOBAL FINANCE

東京ガスと大阪ガスは１９日、来年４月以降にそれぞれ、食品残渣（ざんさ）と下水汚泥の処理場から発生するバイオガスを買い取り、都市ガスに混合して活用する実証試験に乗り出すと発表した。液化天然ガス（ＬＮＧ）から作る通常の都市ガスに混合して一般向けに供給するのは初めてという。買い取り価格は、大口需要家向けの販売価格を参考に、１立方メートル当たり約６０円を想定している。 東京ガスは、廃棄物処理事業者の市川環境エンジニアリング（千葉県市川市）の子会社、バイオエナジー（東京都中央区）の食品残渣処理工場から発生するバイオガスを年間８０万立方メートルを買い取る。 大阪ガスも神戸市の下水汚泥処理場で発生するバイオガスを天然ガス自動車向けに供給する神鋼環境ソリューション（神戸市中央区）から、２０１０年度中に年間８０万立方メートル購入する計画。 ガス業界は今年７月に成立したエネルギー供給構造高度化法でバイオ