みんなのカープ

個性的な形状のマツダスタジアム（新広島市民球場）は、プロ野球の試合では独自ルールが適用される。国内本拠地で初となる左翼の段違いのフェンスや内野の低いフェンスが、プレーに大きな影響を与えそうだ。 中堅から左翼に続く外野フェンスは高さ２・５メートル。ところが、ポール際の１１・５メートルは約４メートル。フェンス越えは簡単ではない。段差の境目の右か左かで、本塁打性の当たりが単打になる可能性もあり、その逆もある。 ベンチ横のカメラ席フェンスの高さはわずか５５センチ。広島東洋カープのブラウン監督が選手の安全を要望した結果、フェンスに手を添えて捕ればアウト。足をかけたり尻やひざなどをついて捕るとファウルとなった。 ところが、人気の内野砂かぶり席前のフェンス（高さ約９０センチ）は足や尻をついて捕ってもアウトだ。 どちらも、無死か一死で走者がいるケースは正規捕球でアウトにしても、勢いでカメラ席や砂かぶり席に