CNN.co.jp：死者６５２人、さらに増える恐れも フィリピンの台風被害

マニラ（ＣＮＮ） フィリピン赤十字は１９日、同国南部を直撃した台風による死者が少なくとも６５２人に上っていることを明らかにした。 台風による警報などは同日午前までにすべて解除されたものの、新たに雷雨が発生する恐れもある。災害対策当局によると、被災者は１３万５０００人に達し、４万７０００人近い住民が避難所に収容されている。赤十字は、複数の村落が丸ごと流され数百人が行方不明になっているとして、死者数がさらに増える可能性を示唆した。 アキノ大統領は２０日に被災地を訪れる予定。甚大な被害を受けたミンダナオ島のカガヤンデオロやイリガンでは、電力や飲料水の供給が停止している。 専門家らによれば、この地域の１２月の平均降雨量は６０ミリ前後だが、被災地では２４時間以内に最大２００ミリの雨が降り、住民の就寝中に鉄砲水が発生するなどして被害が拡大した。低地では水位が屋根の高さまで達した。 台風は通常ほとんど進

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フィリピン赤十字は１９日、同国南部を直撃した台風による死者が少なくとも６５２人に上っていることを明らかにした。