エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/自然探訪2010年10月 ホロムイイチゴ
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/自然探訪2010年10月 ホロムイイチゴ
日本列島には、氷河期に北方から侵入し、その後、温暖化にともなって日本列島に取り残され、細々と生き... 日本列島には、氷河期に北方から侵入し、その後、温暖化にともなって日本列島に取り残され、細々と生きながらえている植物種群がある。例えば、ミズバショウの仲間のヒメカイユやヤナギの仲間のケショウヤナギなどは代表的な例である。したがって、その分布は、千島列島、サハリン、シベリアにつらなっている。キイチゴの仲間でも、こうした種が存在する。ホロムイイチゴである(写真1)。ホロムイイチゴは、北海道の岩見沢市郊外の幌向地区で発見されたことから、この名が付いた草本性キイチゴで、かつては北海道の泥炭地(腐ったミズゴケ類が十分に分解されず堆積した湿地)に広く分布していたと言われている。その他、国内では東北地方の栗駒山や吾妻連峰、そして猪苗代湖に近い赤井谷地湿原にも隔離的に分布する。この種は、北半球の寒帯および極地の泥炭地に広く分布しており、日本は分布の南限に位置する。英語圏ではCloudberryと呼ばれる。