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曽根崎心中1 言うじゃな~い、徳兵衛
おれおれ。おれだよ。 おれってだれだって? 名を名乗れだって。 おいおい。振り込め(オレオレ)詐欺じゃ... おれおれ。おれだよ。 おれってだれだって? 名を名乗れだって。 おいおい。振り込め(オレオレ)詐欺じゃないぜ。 おれは油屋九平次(あぶらやくへいじ)。 知ってる人は知っている、あの近松門左衛門の『曽根崎心中』に登場する、血も涙もない極悪人さっ。 でも、いくらなんでもあの悪人っぷりは、ちょっとひどすぎるんじゃないか? だからこうして化けてでてきてやった。言い訳をしに。いやいや、真実を語りに。へへ。びっくりするぜ、おい。 あれは「ある日」のことだった。 おれ、物覚えが悪くてね、はっきりした日時は覚えていない。とにかく、あいつら二人が心中する少し前のある日のことだった。 平野屋のおかみの姪(めい)っ子がおれを訪ねてきたんだ。名前が後世に伝わっていないから、仮にIにしておく。 「おう、久しぶりじゃないか」 おれとIは幼馴染み。小さい頃から二人でよく遊んでいたが、最近、男がやって来て、Iに「売約済」
2013/12/13 リンク