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十万石ふくさや|棟方志功先生との出会い
昭和20年太平洋戦争での敗戦。終戦後、砂糖の統制が解かれてまもなくの頃、 旧忍藩十万石の地「行田」に... 昭和20年太平洋戦争での敗戦。終戦後、砂糖の統制が解かれてまもなくの頃、 旧忍藩十万石の地「行田」にその忍藩自慢のお米の形をしたしっとりと白い肌のまんじゅうが産声をあげました。 行田名物として「十万石まんじゅう」と命名。 敗戦から這い上がるためには、本物しかないと先代が作った一品でした。 昭和28年、世界的な板画家「棟方志功先生」は人々に、その真価を認められていませんでした。 先生と親交を深めていた行田市の渥美大童先生(書道家)のご紹介により、いちはやく先生の作品に接した若き日の先代は、「これだ!」「これからの菓子屋は先生のこの人間味あふれた暖かさ、そしてバイタリティが必要だ。」と開眼。 さっそく、「十万石まんじゅう」を小脇に抱え、先生のもとを尋ね、「是非、このまんじゅうを食べてみてください。」と差出したと言います。無類の甘党だった志功先生は「あんたが作ったのかい」と一口食べ、一気に5個も
2011/03/28 リンク