河北新報 東北のニュース／津波影響でイベント中止相次ぐ 観光施設休業も

宮城県沿岸地域では２８日、漁港などで予定されていたイベントの中止や打ち切りが相次ぎ、休業する観光施設も出た。 南三陸町の志津川魚市場では、生ガキなどを販売する恒例の「かき祭り」が予定されていたが、午前７時半すぎに中止が決まった。約１万個の殻付きカキの炭火焼きを無料で試食できる人気イベント。主催する県漁協は急きょ案内看板を設置するなど対応に追われた。 中止を知らずに訪れた観光客らには事情を説明しながら殻付きカキを配布した。登米市から訪れた女性観光客（３６）は「残念だが津波が来るなら仕方ない。もらったカキを焼いて味わいたい」と会場を後にした。 山元町の磯浜漁港を会場に午前９時半から始まった「ホッキ祭り」は約１時間で切り上げられ、関係者が慌ただしく撤収作業に当たった。塩釜市の塩釜港旅客ターミナル「マリンゲート塩釜」でも、午後４時までの予定だった観光物産市「塩釜の醍醐味（だいごみ）」を正午で

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