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新渡戸記念館 収蔵資料8000点ピンチ | 河北新報オンラインニュース
青森県の十和田市立新渡戸記念館の存廃問題で、市指定文化財など収蔵資料の保管に不安が広がっている。... 青森県の十和田市立新渡戸記念館の存廃問題で、市指定文化財など収蔵資料の保管に不安が広がっている。市は今月末の廃館を求める姿勢を崩さず、資料の大半を所有する十和田新渡戸家との協議も進展がない。空調が止まった場合に備え、有志による保全活動も始まった。 耐震強度不足を理由に4月に休館になった記念館には、約8000点の資料がある。新渡戸稲造博士の愛用品や新渡戸家伝来の甲冑(かっちゅう)が並び、室町時代の物もある。 市は月末の廃館後、解体に着手する方針。耐震性の再調査を求める新渡戸家は協議継続を訴えるが、7月以降は市が電気を止める可能性がある。 新渡戸家関係者は「空調が止まれば漆製品の変形や文書にカビが生じる恐れがある。追い出されたら資料は散逸する」と懸念する。 5月には、近くの市民ら約10人がボランティアの会を作り、資料の整理を手伝い始めた。歴史が好きだという沢口騏三夫さん(73)は「問題
2015/06/09 リンク