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土湯温泉のバイナリー発電所が稼働 | 河北新報オンラインニュース
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土湯温泉のバイナリー発電所が稼働 | 河北新報オンラインニュース
福島市土湯温泉町で温泉水を利用したバイナリー発電所が稼働し、20日、現地で完成式があった。東日本... 福島市土湯温泉町で温泉水を利用したバイナリー発電所が稼働し、20日、現地で完成式があった。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で打撃を受けた温泉街の再生をけん引する施設にと、関係者は期待している。 総事業費は約7億円。年間発電量は一般家庭500世帯分に相当する約260万キロワット時で、東北電力への売電収入は年間1億円を見込む。 完成式には関係者約80人が出席した。事業主体の土湯温泉エナジーの加藤勝一社長は「大震災と原発事故の風評を振り払い、土湯温泉と福島が復興したと全国に発信できるようにしたい」と話した。 バイナリー発電は地下約117メートルにある140度の源泉を活用。温泉水と蒸気の熱を利用し、水よりも沸点の低い液体を気化させ、その蒸気でタービンを回して発電する。温泉水の成分は損なわれず、発電後も使える。 土湯温泉は、大震災と原発事故でかつて約23万人だった年間観光客が一時約7万