北原みのり｜キャバクラユニオンとセクハラ

キャバクラユニオンとセクハラ 2010年3月30日 先週末、キャバ嬢たちが労働環境の改善を求めて立ち上がり歌舞伎町をデモしたという。 ヤクザの世界。裏の業界。夜のルール。怖すぎて一人じゃ立ち向かえないものね。案の定、厳しい罰則やノルマによる減給や未払い賃金などで泣き寝入りするキャバ嬢も多いのだとか。こういうユニオンが出来て心強いことでしょう。 一方で。キャバクラユニオンのデモの様子をうつす写真や記事をみながら、なんだかなー、と釈然としない思いもある。デモに参加している人の大半が男性という意味のわからなさもあるけれど、例えば、 「胸や背中が大きくあいた露出度の高いドレスを着せられたうえ、店長に触られた」 と被害を訴える女性（元キャバ嬢）の発言は、ちょっとどーなの？ って思う。 どんな服をどんな言葉の調子で着せられたかとか、そこまでは文面じゃわからないけど、これじゃ、誤解されちゃうでしょ

[PAGZIN]

一種の権力者であるところの店長によるセクハラに抗議しろというのは簡単ではないと思うけどな。職業関係なく。

[sillyfish]

セクハラや性暴力を「わかってた事だろ」「まずお前が努力しろ」と被害者に転嫁することを、貴女は批判してたじゃないか。なぜ、同じまなざしをキャバ嬢に向けられないの？私は本気でかなしい

[NATSU2007]

要するにこの人自身が"オッサン脳"だから"被害者の立場に立ってるキャバ嬢"に同情できないと。キャバ嬢のセクハラ抗議に「お前が言うな」と思ってしまうのはこの人自身の偏見なんだが無自覚っぽい。他人事の様だ。