長野日報 (Nagano Nippo Web) - ニュース - さよなら上諏訪機関区 １０８年の歴史回顧

ＪＲ東日本長野支社の運転拠点・松本運輸区上諏訪支区の廃止に伴う「思い出の展示会」が２５日、諏訪市大手１の諏訪シティホテル成田屋であった。旧国鉄の上諏訪機関区から続いた１０８年の歴史とその功績を約３００点の貴重な資料で振り返り、ＯＢや現役社員、地域住民らが別れを惜しんだ。 旧国鉄ＯＢや労組関係者らが企画した。持ち寄った写真はモノクロを中心に２００枚余り。扇形機関庫や転車台を備えた上諏訪機関区、諏訪平を走る蒸気機関車の勇姿が並んだ。機関区から仮設線路を敷き、役目を終えたＤ５１ ８２４号を展示保存場所の諏訪湖畔まで運んだ様子も。市内の男性（８０）は「石炭を積むガントリークレーンが懐かしいね」と見入っていた。 機関士が使っていた腕章や点検用ハンマー、気象警報が出た際にホーム端に掲出していた鉄道警標、機関車のナンバープレートなど、お宝グッズもずらり。春休み中の子どもたちも来場し、大型ジオラマを繰