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“ウルトラマンたたき事件”から見る中国のアニメ・マンガ産業の今。
3月31日、湖北省武漢のアニメ制作会社を視察した中国の温家宝首相が「私の孫が見る番組は『ウルトラマン... 3月31日、湖北省武漢のアニメ制作会社を視察した中国の温家宝首相が「私の孫が見る番組は『ウルトラマン』ばかり。もっと中国アニメを見るべき」と発言。これをきっかけにネットで“ウルトラマンたたき”が始まったと現地メディアが報じたのは、記憶に新しいところだ。このニュースは日本にも伝えられ話題を呼んだが、温首相の発言からは、中国がアニメ産業に力を注いでいる事実と、中国国内で国産アニメがなかなか浸透しない現実が垣間見える。 中国が本格的にアニメ・マンガ産業の育成に乗り出したのは、2006年4月のことだ。中国国務院が「関于推動我国動漫産業発展的若干意見」を公布し、国家としてアニメ・マンガ産業の支援を決定。そして、5〜10年の間にアニメ・マンガ産業によってGDPを1%増加させるという目標を打ち立てている。 政策として認められれば、さすが中国とでも言おうか、アクションは速かった。その5か月後の9月には、国
2009/04/17 リンク