三瀬にコウノトリ飛来 人工飼育の一羽か/佐賀新聞ニュース／The Saga Shimbun :佐賀のニュース

国の特別天然記念物コウノトリが佐賀市三瀬村に飛来しているのが見つかった。国内では野生種が絶滅したとされるコウノトリ。保護増殖のため兵庫県で人工飼育され、放鳥されたうちの一羽である可能性が高いという。 見つけたのは龍谷高の生物教諭平山良太さん（３１）。９日午後３時ごろ、三瀬村の山中で教材用のカエルを採取中、田んぼの真ん中で餌をついばむ大きな鳥が。大型のアオサギより一回り大きかったため、「コウノトリでは？」と、人工飼育や放鳥に取り組む「コウノトリの郷公園」（兵庫県豊岡市）に写真を送り、コウノトリと確認された。 コウノトリが着けていた足輪の色から、昨年５月に同公園で生まれ、今月１日に愛媛県内で確認された一羽とみられる。同公園で繁殖したコウノトリが佐賀県内で発見された例はなく、「三瀬村には、もう平野部では見られないトノサマガエルも生息しており、豊かな自然を求めて降り立ったのかな」と平山さん。 コウ

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