銀の匙モデル農高で国産飼料に挑む｜WEB TOKACHI－十勝毎日新聞

マンガ「銀の匙（さじ）Ｓｉｌｖｅｒ Ｓｐｏｏｎ」のモデルとなり一躍有名になった、帯広農業高校（米田敏也校長）酪農科学科が、輸入穀物に依存しない新たな国産濃厚飼料づくりに挑んでいる。北海道農業研究センター（北農研、札幌）や農機具メーカーが高校生のチャレンジを評価し、惜しみない支援をしている。 米国での干ばつによるトウモロコシの不作など、輸入配合飼料は年々高騰している。家畜の中でも特に豚や鶏の餌は濃厚飼料（輸入配合飼料）の割合が高く、農家の経営に深刻な影を落としている。道内の農業研究機関と共同で自給濃厚飼料生産プロジェクトに取り組む北農研は、高校で養豚と養鶏に取り組み、人気マンガのモデルにもなった同校酪農科学科に着目し、共同研究を呼び掛けた。 同校は今年、約７ヘクタールの農園で飼料用トウモロコシを栽培。１５日には、濃厚飼料づくりの一環として、実だけを大型機械で収穫する珍しい実習が行われた。

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帯広農業高校・酪農科学科、北海道農業研究センターが支援