電子決済時代のペイメント戦略：ECビジネスを支え、店頭での支払いを便利にする「決済サービス」の力 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

大手カード会社で事業企画部門、セキュリティ部門を経てICカードやネット決済を担当。カード業界代表幹事として国や民間の各業界とETCを創造するなど業界のIC化を牽引。「子カード方式」「DUALインターフェイス」などの用語を発案。2005年より同社にて決済関連コンサルティングに従事。著書に『2015年の決済サービス』（東洋経済新報社）、『電子決済ビジネス』（日経BP社）など。 ―― 電子決済は私たちに身近なサービスとして、生活の中にますます浸透しています。 宮居 Ｂ toＣ（企業と消費者の間）のＥＣ（電子取引）市場は、インターネットオークションも合わせると、２０１０年度で、８.５兆円。それが16年度には１５.４兆円規模（ＮＲＩ推計）と予測されています。10年度の消費支出に占める割合はまだ３％程度で、伸びる余地は大きいという意見の一方で、ＥＣ市場はそろそろ飽和状態を迎えて、成長は頭打ちになるので