14.2.4 NFS が刺さる

NFS は便利だが、使いかたを誤るとかなり危険である。例えば、ネットワーク ファイルシステムをマウントしている時に、相手のマシンが死んだ場合は ファイルシステムはロックしてしまう。これを一般に「NFS が刺さった」 という。また、自動的にシステムがブートする時に、相手のファイルシステムを マウントすることも出来るが、相手もこちらのファイルシステムをマウント していたらどうなるであろうか? 卵と鶏の問題に似ている。このような場合にも 危険な状態に陥る。従って、手動でマウントする場合には、必ず手動で取り外す ようにしなければならない(FreeBSD ではロックしにくい構造にはなっているが、 過信は禁物である)。一方、常にあるネットワークファイルシステムを マウントしたい場合には、自動的にマウント、アンマウント動作を行うように なっている専用のプログラムを利用するのが通例である。このようなプログ