夢尽きない「ドラえもん」 : TV : エンタメ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

国民的アニメと呼ばれる「ドラえもん」が今春、大幅に衣替えした。すべての声優と制作のメーンスタッフが新世代にバトンタッチされた新「ドラえもん」（テレビ朝日系＝金曜後７・００）だが、何が変わり、何が変わらないのだろうか。 （市原尚士） 「ドラえもん」の原画や動画の制作を担当する「シンエイ動画」（東京都西東京市）を訪ねると、資料などがうずたかく積まれたデスクで、原画を描いているスタッフの姿があった。 アニメの制作には、少なくとも十数工程が必要だが、作業の半分以上が今も手作業で行われている。３０分の放送のために必要な原画数は、５０００枚〜６０００枚にも達する。 「『ドラえもん』はほかのアニメに比べると、１・５倍以上も原画の枚数を費やしています。１回分の放送のため、２〜３か月もかかります」と、同社の斎藤敦プロデューサーは語る。 デジタル化がどんなに進んでも、アニメ作りにはまだまだ人間の手が必要で、声