聖トマス大敷地、尼崎市が一部購入へ : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

来年３月に廃止する方針を決めた聖トマス大（尼崎市若王寺）の土地について、尼崎市は、売却済みを除く敷地約２万６０００平方メートルのうち約１万２７００平方メートルを、８億円で購入する方針を固めた。１２月議会で提案する一般会計補正予算案に購入費を計上する。残りの土地は市に寄付してもらうことで大学側と合意。購入した土地は、民間に売却して８億円を回収するとしている。（河部啓介） 市は９月から、大学からの申し出を受け、土地や建物の活用について協議。市によると、大学を運営する学校法人「英知学院」に借入金があり、解散のための清算金が必要であることや、仮に法人が土地を民間に売却した場合は乱開発の恐れもあり、市が購入した上で民間に売却を図る方がその後の開発に一定の制約をかけやすいことから、購入を決めたという。 購入額は不動産鑑定士の評価に基づいて決定。対象は西側のグラウンドの一部と、体育館やセミナーハウスなど

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残りの土地は市に寄付してもらうことで大学側と合意。購入した土地は、民間に売却して８億円を回収する