あの記録的大敗…東海大山形ナインは今 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

今夏の全国高校野球大会で山形県勢は、山形中央が九州学院（熊本）に０―７で敗れて姿を消したが、今から２５年前の１９８５年８月１４日、甲子園で高校野球史に残る敗北を喫した県代表チームがある。 強豪・ＰＬ学園（大阪）との初戦に臨んだ東海大山形。７対２９――。１試合最多失点の記録は、いまだに破られていない。大敗から四半世紀。不惑を迎えたナインは、青春時代の思い出と向き合いながら、それぞれの舞台で奮闘している。 ２番中堅手で出場した山田哲也さん（４２）は、「あの試合」を避け、野球とも距離を置いてきた。 卒業後は、山形市内のスポーツ用品店に就職。店頭で営業先で、いつも大差のスコアが話題に上った。 取引先との付き合いが浅いうちは、苦痛な会話にも応じなくてはいけない。自己紹介など不要になるまで得意先を回って顔と名前を売り、話題を増やすため新聞を隅々まで読み込んだ。 転機は３年前。営業で立ち寄ったある高校で

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KKコンビのPLに29失点したナインの今。「ＰＬ学園は全国制覇を果たすが、この試合で東海大山形から奪われた７点は大会を通じての「１試合最多失点」だった。」ここにも感動を見る。