ウィニー開発者無罪確定へ…最高裁が上告棄却 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

ファイル共有ソフト「Ｗｉｎｎｙ（ウィニー）」を開発してインターネットで公開し、ゲームソフトなどの違法コピーを手助けしたとして、著作権法違反（公衆送信権の侵害）のほう助罪に問われた元東京大大学院助手・金子勇被告（４１）の上告審で、最高裁第３小法廷（岡部喜代子裁判長）は２審・大阪高裁の無罪判決を支持し、検察側の上告を棄却する決定をした。決定は１９日付。被告の無罪が確定する。 決定は裁判官５人のうち、４人の多数意見。大谷剛彦裁判官は「ほう助罪が成立する」とする反対意見を述べた。 金子被告は、自ら開発したウィニーをホームページ上で公開し、男性２人がゲームソフトなどをネット上に公開するのを手助けしたとして、２００４年５月に逮捕・起訴された。１審・京都地裁は罰金１５０万円（求刑・懲役１年）の有罪判決を言い渡したが、２審で逆転無罪となっていた。

[yukkie_strike]

「ソフトの提供は幇助にならない」のでは無く、「あの程度では認識があったとは言えない」と。確かに金物屋さんでも本当に確定的認識があれば殺人幇助だもんね。認定のハードルが極めて高いのはソフトでも同じ、と。

[guldeen]

その動作が、ほぼ社会的悪意に向けられたソフトウェア(マルウェア)ならまだしも、Winnyはクラウド的にも使えるわけで、その点だけを以てして著作権侵害で訴えるのは無理筋、というのが判決の趣旨?なら、妥当。

[anqmb]

無罪を勝ち取ったわけだが、名誉回復はされるかな？

[tetsutalow]

「ほう助罪が成立するのは、侵害に使われることを具体的に認識しているか、多数の人が違法に利用する可能性が高いと認識している場合に限られる」この認識がどの時点かでまただいぶ話が違うのだが…

[nean]

おお、棄却されたのか