http://www2.ttcn.ne.jp/~space303mr/jun-10.htm

「来るべきアジアの一神教」について 日本近代思想史上、国際主義とも帝国主義イデオロギーともとれる特異な＜アジア主義＞思想。この起源は荻生徂徠の小中華的な聖人東遷説にはじまるとも考えられる。徂徠といえば兵学書『鈐録』は文禄－慶長の役を素材としているが、この秀吉の朝鮮出兵を日本帝国主義の起源とする論者も私の周辺にいた。このように＜アジア主義＞は江戸期以前にすでに伏在していたという見方もあれば、小田路泰道氏のように明治維新当初におけるモンロー主義の移植的表現だったという見解もある。「アジア」なるもの自体、語源的にローマ帝国の一属州の名称であったことを想えば、アジア－主義とはいっても、その発想のフレームはとてもアジア的とはいえない－ということは、サイードを読んだ読まぬか以前の「常識」になりつつある。 そうはいっても「アジア」は日本を含む近隣地域であり、ともに悠久の交流をもち、遅れた資本主義でもある

[YOW]

大本教関連。亜細亜主義＞折口は天皇即位の時点で、多神教の神道とユダヤ教キリスト教を土台に“更に極度に純化された”一神教を考えており＞一と多を媒介するタウヒードの思想によって来るアジアの一神教を展望