新実死刑囚の妻 入信迫った罪で有罪判決 NHKニュース

オウム真理教の元幹部の新実智光死刑囚の妻が、オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」に入信するよう２人の男性に迫ったとして、強要未遂の罪に問われた事件の裁判で、大阪地方裁判所は、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。 オウム真理教の元幹部、新実智光死刑囚の妻で東京・練馬区の無職新実由紀被告（３７）は、おととしと去年、オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」に入信するよう知り合いの男性２人に迫ったとして、強要未遂の罪に問われました。 裁判で由紀被告は１人の男性については脅迫罪にとどまると主張し、もう１人については、入信の勧誘はしていないなどとして無罪を主張していました。 １７日の判決で大阪地方裁判所の遠藤邦彦裁判長は、「由紀被告がアレフの実質的な信者であることは明らかだが、１人の男性については男女の関係が原因で脅迫していた罪にとどまる」と指摘しました。 そのうえで、「もう１人について