シリアめぐり安保理緊急会合 欧米・ロシア激しく対立 | NHKニュース

内戦が続くシリアで化学兵器が使われた疑いが強まる中、国連の安全保障理事会の緊急会合が開かれ、欧米各国が攻撃を行ったのはアサド政権だと厳しく非難したのに対し、ロシアは真っ向から反論しました。真相究明を求める欧米の決議案はいったん採決が見送られ、双方の対立が鮮明になりました。 現場で医療活動を行っているＮＧＯは、住民の症状から猛毒のサリンなどの神経ガスが使われた可能性が高いとの見方を示しています。 国連の安全保障理事会は日本時間の５日夜遅くから緊急の会合を開き、議長国アメリカのヘイリー国連大使は「われわれは多くのことを知っている。きのう起きたことは化学兵器を使うアサド政権の特質を示している」と述べてアサド政権を非難しました。 一方、アサド政権を支援するロシアのサフロンコ次席国連大使は「シリア軍は反政府勢力が化学兵器を保管している倉庫を空爆したにすぎない」と述べ、化学兵器を所有していたのは反政府