刑務官を懲戒処分 元酒田拘置支所長、受刑者制圧の映像廃棄｜山形新聞

刑務官を懲戒処分 元酒田拘置支所長、受刑者制圧の映像廃棄 2011年03月30日 16:48 山形刑務所の男性刑務官（60）が、暴れた男性受刑者を制止する様子を撮影したビデオを廃棄したとされる問題で、仙台矯正管区（仙台市）は29日、この刑務官を減給2月（100分の20）の懲戒処分にした。同刑務所によると、対象となる給与は4、5月分だが、刑務官は今月31日に定年退職するため、実際には減給されることはなく、退職金にも影響はないという。 同刑務所によると、刑務官は酒田拘置支所長として勤務していた昨年9月13日、受刑者（当時は被告）が暴れたため、別の職員2人があおむけに倒し、制圧した様子を確認しながら、動画で撮影するなどの記録作成を怠った。また同日、同拘置支所居室棟で、この受刑者を挑発して暴行するよう仕向けた様子を記録したビデオを消去するなどした。動画は重ね撮りして消去していたという。 法務省

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“刑務官は今月31日に定年退職するため、実際には減給されることはなく、退職金にも影響はないという。”“受刑者を挑発して暴行するよう仕向けた様子を記録したビデオを消去するなどした”