VR会議システムの開発に取り組むNTTデータの山田達司技術革新統括本部技術開発本部エボリューショナルITセンタ次世代イノベーション技術担当シニア・スペシャリストは、テレワークの普及を難しくする要因として、会議や取引先との打ち合わせといった対面業務の存在を指摘した。VRを活用すると、映像や音声ベースのWeb会議よりも実際の対面に近い環境を実現できるとみる。 VR会議システムの特徴は、会議参加者の顔写真を基に作った本人そっくりなリアルなアバターを使う点にある。「消費者向けサービスでは利用者が好きなようにアバターを選ぶのが一般的だが、ビジネス向けでは現実の本人とVR会議に参加している人が同一人物であるとすぐに分かることが重要だ」(山田シニア・スペシャリスト)。