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ブックマーク / essa.hatenablog.com (12)

  • アメリカ市場とアメリカ人のギャップと Uncategorizable な日本のコンテンツ - アンカテ

    Tech Mom from Silicon Valley - ばばぁの繰言だけど、「ポケモンは自然に売れたんじゃない」という話 利権が無い文化を育てれば日は生き残れるというエントリに海部美知さんからトラックバックをいただいた。 「日のコンテンツに望みがないわけじゃないけど、売る為の努力無しで黙って売れるものじゃないし、その努力が欠けている」という話だと思う。なるほどそうだと思える部分と、むしろかえって希望が見えてきた部分がある。 パフィーやポケモンのヒットについて、日での報道と、海部さんのように現地にいる人の生活実感や各種データにズレがあるという所は、私には全く認識が無かった所で、素直に「へえ、そうだったのか」と言うしかない。これは「素材としては可能性はあるけど、それをアメリカの市場の構造にハメこむ為にはそれなりの工夫が必要」という話だと思う。 実は元の記事を書く時に、私は「アメリカ

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  • タモリが呆ける日 - アンカテ

    タモリは絶対にテレビで放映できない強力なネタをたくさん持っている。山下洋輔がそれを見て、笑いのあまり痙攣してマジで命の危機を感じたとか言っていた。そういう人間を地震直後の生放送で使うのを見てると、ハラハラする。でも、タモリは実はすごい常識人でもあり、言っていいことと悪いことをよくわかっていてよく守る。 しかし、タモリが呆ける時には、ギャグセンスより先にその強力な抑制機構がダメになるだろう。その日にまでいいともが続いていたら、ある日突然、禁断のギャグがタレ流しになり、笑いのあまり痙攣する奴と怒りのあまり痙攣する奴が続出するだろう。 そうなってほしいものだ。

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  • ビットが紙のフリをするのをやめた日 - アンカテ

    ipadpc使い始めるお子さんはふつうのpcを糞だと思いそうですね うまいこと言った!とは思うけど、そうじゃないと思う。 自動車のことを「四輪でエンジンがついた自転車」とは見ないように、生まれる時にもう既にiPadがあった人には、我々が使っているPCiPadが同じカテゴリーのモノには見えないだろう。自転車と自動車が別カテゴリーであるように、PCiPadは別のカテゴリーのものだ。 いろんなレビューを見れば見るほど、iPadは、顧客が当に必要だったもの ではないかと感じる。 「顧客」とは、刷り込みされてない人類そのもので、だから、iPhoneは一歳児でも使えるし、iPadもそうなのだろう。 この子たちが成長するにつれて、「PCスキル」という概念は消えていく。問題はそれが使えるかどうかではなくて、それで何ができるかだ。iPadの画面は、クラウドに蓄積された全人類の知的遺産と、今生きている

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  • 「非中心化」を目前にしてプロが共通に錯覚すること - アンカテ

    電子出版に関する議論を見てると、10年前のLinuxを思い出す。 Linuxを思い出すというより、Linuxを見ていた当時の自分のものの見方を思い出す。 当時のLinuxは、手軽なWebサーバや個人用の安価なUNIXワークステーションとしては、充分使えそうだという評価はほぼ定まっていた。議論になったのは、これを格的な業務用のサーバとして使えるだろうかという所だ。 これが、ちょうど、ブログが手軽な個人の情報発信用ツールとして使えることが確定した今、同じ方法論が、物の書籍に通用するかどうか、という話と似ている。 私は、アマチュア軍団を迎え打つプロの立場から「サーバは絶対無理」と思っていた。 個人用のパソコンとサーバは、同じコンピュータでも評価する観点が全然違うし、パソコンをやっている人には思いもよらない細部に、いろいろなこだわりがある。具体的には次のような所だ。 カーネルが高負荷に耐える設

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  • 「経営の未来」に従業員の未来を見る - アンカテ

    経営の未来 これ、すごく良いなのだけど、致命的にタイトルがヌルイ。このを読むべき人に届けようという意思が全く見られないタイトルだ。 私だったら、次のどちらかのタイトルをつける。 もはや「部長」「課長」には未来が無い! 従業員の未来 原題は "The future of management" なので、それを素直に直訳しただけなんだけど、「経営の未来」というタイトルでは「経営」というものが何となく嫌いな人と、「経営」なんてものに未来があるんだろうか、と思っている人が、わず嫌いをしてしまうじゃないか。 それより何より、自分は良き「従業員」になろうと思っている人がまず読むべきだと思う。 実をいうと、「エンプロイー(従業員)」という概念は近代になって生み出されたもので、時代を超越した社会慣行ではない。強い意思を持つ人間を従順な従業員に変えるために、二十世紀初頭にどれほど大規模な努力がなされ、

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  • 冷たい怒り - アンカテ

    ある種の心理的な状態を描写して、それをひとつの概念として確立したいと思います。とりあえず、私はそれを「冷たい怒り」と名づけました。 伝統的な慣習で惰性的に続いているものに関連して起こることなので、例として社員旅行を使います。 日では、こういう伝統を守ろうとする人たちは、「社員旅行はよい」と主張しないで「社員旅行に文句をつける奴は悪い奴だ」と主張する傾向があります。権力のある人から、繰り返しそれを受け続けると、社員旅行の好き嫌いと関係なしに、「社員旅行に文句を言えないことに対する怒り」がたまってきます。この怒りはどこに向かうかと言うと、社員旅行が好きな人ではありません。「社員旅行に文句を言うな」と言った人でもありません。「社員旅行に文句を言う人」に向かって吐き出されます。これが「冷たい怒り」です。 「冷たい怒り」を持った人に「社員旅行をやめるように訴えよう」と言うと、「社員旅行はよくない。

    冷たい怒り - アンカテ
  • 赤木智弘にひっぱたかれたくない! - アンカテ

    「丸山眞男」をひっぱたきたい -- 31歳フリーター。希望は、戦争。 この論文が、論座という雑誌の1月号に掲載され大きな反響を呼んだ。私は、その論文自体は読んでなかったけど、あちこちのブログで取りあげられていたので、およその内容はだいたいわかっていて、その後の論議もある程度はフォローしていた。 先日公開された元の論文を読んでみて、赤木氏の主張やそれに対する反論の内容はだいたい予想通りだった。が、ひとつだけ現物を読んで初めてわかり、「あっ」と衝撃を受けたことがある。 それは、タイトルの「『丸山眞男』をひっぱたきたい」が何を意味しているのかということ。 私は、この「丸山眞男」は何かの思想の象徴なのだと思っていた。赤木氏が批判している今の思想的状況の大元を作ったのが「丸山眞男」であり、現代の知識人を右も左もまとめて大枠で丸山の後継者であるとして、その思想を批判する為にこの人を象徴として「ひっぱた

    赤木智弘にひっぱたかれたくない! - アンカテ
  • 提言:世代別二院制 - アンカテ

    仮に田中康夫が歴史に残る名知事になったとしても、お隣りの岐阜県に攻めこんで岐阜県知事を兼任というわけには行かない。長野県のことは長野県民が、岐阜県のことは岐阜県民が決める。こういうふうに当事者が決めるのが地方自治の原則であって、民主主義の原則でもあるのだが、この原則は時間軸の方向にも適用すべきではないだろうか。 財政、エネルギー、環境、国防・・・。こういう30年とか50年のレンジで考えなきゃいけないことに70や80のくたばりぞこないが口を出すのはおかしい。ジジイどもに良心や先見の明があるかないかという問題じゃない。民主主義の原則は、利害に関係する人がみんな集まって決めるということだ。いくらノックさんを選んじゃうからと言っても、大阪の知事は大阪に決めさせるのと同じ。長期的に影響のある政策は若い人が決めて、ジジイが口出せるのは1〜2年の目先のことだけにするべきじゃないか。 具体的に言うと、参議

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  • 10000人乗りの自転車 - アンカテ

    iPod nanoの10Gのモデルが出たら、体積や重量はフロッピーディスクと大差ないものに、フロッピーの1万倍の容量が入るということだ。生活の中で、物事のスケールが一万倍も変化することはほとんど無いが、コンピュータの中では日常茶飯事である。CPU速度も回線容量もメモリ容量もみな10000倍かもっとそれ以上拡張している。 人類とその社会がそれにうまく適応できないのは、ある意味当然のことだ。 たとえば、お札の価値が一万倍になって、財布の中に数十億の金が入るようになってしまったら、スリや引ったくりの社会的な意味は質的に違ってくる。ウィニーによる流出騒ぎは、マクロに見れば、手軽に扱える情報の価値が、10000倍増大したことに、個人や社会が感覚的に対応できてないということだ。適応している人は、むしろ感覚を遮断して抽象的な思考だけで生活できる人で、そちらの方が普通ではないのかもしれない。 そして、IT

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  • ディオゲネスは世界最初のニートか - アンカテ

    電網辻々噺さんに、2ちゃんねるで拾った面白い小話がありました。(元ネタはたぶん http://human7.2ch.net/test/read.cgi/dame/1182155387/30 ) 新宿のビッグカメラ。3Fメディア売り場。20前後のニートがカゴにHDを大量に入れていた。 それを見た中国人は、「すばらしい量だね。どれくらいの時間、ダウソしているの」と尋ねた。 するとニートは「1日中だよ」と答えた。 中国人が「そのデータでビジネスをすればいいのに。おしいなあ」と言うと、ニートは、自分は楽しいしそんなことしなくても十分だと言った。 「それじゃあ、1日中何してんの」と中国人が聞くと、ニートは、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから起きてダウソチェック。ダウソしたエロゲーで遊んで一発抜いて、親が作った朝って。回復してきたら新作動画で一発やって、またダウソチェックして、回復したらオナ

    ディオゲネスは世界最初のニートか - アンカテ
  • はてなスターとはてなメッセージはEメールを駆逐する - アンカテ

    はてなスターは、とりあえず、何をするサービスなのかわかりにくいことが一番面白い所だと思う。何なのかわからないので、しばらくの間、これを読み解く記事でブログ界がにぎわうことになるだろう。 それで私も頭をひねって考えてみたのだけど、はてなスターは認証系プラットフォームと見るべきではないかと私は思う。 その意味は、難しいことを言うより、ブログ以外のサービスに星がついている様子を想像すればわかってくる。つまり、YouTubeや2ちゃんねるの個々のアイテムに星がついていることを想像するのだ。 その星をクリックすると、その動画やレスを投稿した人に拍手を送ることができる。その人が自分のFriendになっていれば、コメントをすることができる。 これは、サイトの運営者、つまりYouTubeや2ちゃんねるはてなスターの機能を実装しないとできないことだ。だから、それが実現するかどうかはわからないが、はてなスタ

    はてなスターとはてなメッセージはEメールを駆逐する - アンカテ
  • 洗脳ノウハウのオープンソース化 - アンカテ

    macska dot org » Blog Archive » 社会運動におけるネット利用と「運動マニュアル」 このエントリの特に後半には、すごく重要なことが書いてあると思う。 まず、アル・ゴアの近著から次のエピソードが紹介されている。 かれが昔はじめて大きな選挙に立候補したとき、最初はリードしていたのだけれど対立候補に追い上げられてピンチに陥った。その時コンサルタントはかれにこう進言した。「こういう内容で対立候補を批判する広告を打ちましょう。そしたら相手はこう反論するはずなので、こう再反論します。そうすれば最終的に7ポイント差で勝利できます。」 かれがそれを了承したところ、実際にコンサルタントが言った通りに事態は進行し、結局ゴアは7ポイント差で当選した。 ここで、「スゲー、こいつの言う通りにしてれば、俺、大統領になれるじゃん」と思わなかった所がこの人らしい。 かれはコンサルタントの予測の

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