乗りたい電車を目指して、駅の階段を駆け上がることがある。そして、ホームについてほっとしたところで、パンツが食い込んでいる自分に気がつくことがある。 ひとつのことをやり遂げたことの代償。この場合、それはパンツの食い込みだ。 そうかと思うと、同じ状況でもパンツが食い込んでいない場合もある。なぜか。それはきっと、パンツによって食い込みやすいものとそうでもないものとがあるからだろう。 ならば、様々なパンツを履いて実験することで、食い込みやすいパンツを突き止めることができるはずだ。これまでなんとなく履いていたパンツ選びの指針にするべく、実践してみた。 (小野法師丸) ●食い込みやすさという要素に着目 人はパンツを買うとき、どんなことを基準にして選んでいるのだろうか。デザイン、履き心地、価格。そこにはいくつかの要素があると思うが、忘れられがちなのは「食い込みやすさ」なのではないかと思う。 私自身もその