今年、2010年は国民読書年である。 様々なメディアで読書が推奨され、本の紹介などもさかんに行われた年だった。 今年も残すところあと1カ月ほど。さて、どれくらいの本を読んだだろうか。 図書館に「今年、本を借りる人は増えたか」と質問してみたところ、「増えたのは増えましたが、読みきれず返される方も増えましたね」と、言う。 読まなくては、という気持ちばかりが焦り、手当たり次第に本を借りる人が多い。もしくは、根本的に本の読み方がわからないと言う人も増えているそうだ。 そこで最近は本屋さんや図書館に、とある資格を持つ人が増えている。 それは“読書アドバイザー”。 小説やノンフィクションなどの好みのジャンルだけでなく、出版業界全般、つまり本を取り巻く全てのことを学んだ人間だけが取得できる資格のこと。 この資格が誕生したのは平成5年。読書活動の推進。つまり、本を読む楽しさを広めるのが目的。 資格取得方法