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ブックマーク / baphoo.hatenablog.com (2)

  • 日本映画、ガラパゴス? - 映画の見方

    能、歌舞伎では、舞台がこうなっています。 通路側が下手 逆の方が上手 わたくし、全然 能について知らないので、小学校の教科書に載っていた狂言『附子』しか例として取り上げることができないのですが、 冒頭の主人によるナレーション。 太郎冠者、二郎冠者が 通路から→方向に歩いてきます。 主人が外出を告げる場面。 所謂、上手 下手 をよく表している画面です。 上手とは基的に身分の上のものが着くポジションであり、下手とは下の者。 もしくは、 舞台を家とみなした場合、家の所有者が上手につくこととなります。 典型的歌舞伎の一シーン。ダメ男が女の家に来て泣きを入れる。 「あおげ、あおげ」「あおぐぞ、あおぐぞ」 扇子で風を送る方向は → です。 現代の映画の進行方向的にこの狂言を見ると 画面の登場人物にとって、目標対象は黒砂糖であり、 さらには、 中央舞台への通路は → なのですから、 物語の進行方向は 

    日本映画、ガラパゴス? - 映画の見方
  • 映画が抱えるお約束事 - 映画の見方

    映画とは、カメラが撮影している過程で結果として被写体が画面上を左右に動くというものではありません。 その点では素人のホーム・ムービーとは違います。 映画は、あらかじめ画面の右なり左の先に、ゴールがあると設定して、そこに到達するまでの葛藤を被写体の左右への動きで表現するというものです。 『月世界旅行』"Le Voyage dans la Lune / A Trip to the Moon/Viaje a la Luna"(1902) 映画ができたばかりの頃のこの短編映画は、画面向かって⇨右側に月世界があると設定されています。 そして、そこまでの行程は⇨向きの移動で表されており、月からの帰還は逆の⇦向きの移動で表されています。 つまり画面の動きのイニシアチブを握っているのは、被写体ではなくカメラであり、画面に映るものは基的に撮影する側によって管理されたもの、もしくは編集の過程で管理されたもの

    映画が抱えるお約束事 - 映画の見方
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