大阪府教育庁は26日、府立の高校12校と視覚支援学校2校で本物の人骨や臓器とみられる標本が見つかったと発表した。今後、検査機関で調べ、本物と判明した場合は火葬する。支援学校は授業で活用する必要があり、使用を継続する。 他県の同様事例を受けて全府立校199校を調査した結果、計14校で全身骨格9体や頭蓋骨のほか、ホルマリン漬けの臓器や胎児の標本が保管されていた。大正時代に購入されるなどしていた一部の標本以外はほとんど、入手経緯は不明。 視覚支援学校では国家資格取得のため解剖学の授業で活用され、高校では理科準備室などに保管されていた。