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2007年6月16日のブックマーク (1件)

  • 不思議館〜ミイラの語りかけるもの〜

    「9月19日、海抜3千200メートルのフィナイル峰からイタリアに下山するルートの途上で、ある登山家夫が氷から突き出た人間の遺体を発見した。遺体は頭部と肩が露出しており、携帯品などから判断して何十年か前に遭難した登山者の遺体と思われる。身元は判明せず」 最初、この遺体は、遭難者のそれだと考えられた。なにしろ、この付近は、過去の遭難者の遺体が発見されることで知られていたのだ。1991年だけでも6体の遺体が発見されているのである。事故で遭難した人間は、クレバスの底深く落下してしまい、ゆっくり流れる氷河の力で押し出されてくるまで何十年もかかることがあった。そのため、遺体が発見されてから過去における失踪者のリストの照合が行われるのが常だったのだ。 身元の調査で、過去における遭難者が調べあげられた結果、1941年に遭難したイタリアの音楽教授ではないかとも考えられたが、スイスに住むある女性などは、20